2015年01月09日

2015年の新年にあたって

                    
2015年の新しい年が始まりました。皆さま良い年をお迎えのことと存じます。
総選挙も終わり、与党連合の圧勝でした。政治の勢いはかなり上昇機運で、今後も積極的な展開が予想されています。そんな中で、障害のある人たちを取り巻く環境は変化し続けています。と何度も申し上げていますので、今更とお思いでしょうがそれでも変化し続けているのです。国は、インクル―ジョン社会の骨組みができたので、現在は試行錯誤しながらその骨格に肉付けを行っている段階と見えます。その一例は、「地域生活と共生」についてですが、ケアホーム・グループホームがグループホームだけになり、更にサテライト型も可能、または地域生活拠点として小規模な入所施設(ワンストップ機能を持った)も可能など、まさに進化をし続けています。また、サービス等利用計画の強引ともいえる推進などからも地域での共生を目指していることがよくわかります。私たちは、仕組みは着々とでき上がっていくのに、実態(事業)が追い付かないという現実とその背景をきちんと捉えていかなければなりません。少しづつですが私たちが目指している社会に向かっているという予感は持ち続たいと思います。
さて、そのような状況下で、育成会の役割、これからの育成会活動についてなどが、しばしば大会、会議(研修会)で参加者の多いテーマになっています。課題は会員の高齢化、若年層の意識の変化、制度の複雑な変化に適応するのが難しい、活動のマンネリ、等々です。それらに対しての回答、アドバイスは、児童学童層への働きかけ、自立支援協議会への関わり、障害者団体の協働など様々ですが、それぞれ地域の特性・背景に因る対策が結果を得ています。少し大雑把なくくり方をするなら、育成会は会員のためにある、という最も根っ子であるところをぶれずに方策を立てることに尽きると言えます。
最後に直近の話題を。第4期富士市障害福祉計画(案)が、今提示されています(富士市ホームページなどで)。この計画案について市民の意見を募集中(パブリックコメント)ですので、ぜひ意見・質問をパブリックコメントとして出すことをお勧めします(募集期間は1/5~2/5)。直接私たちに影響がある計画ですので、育成会活動の一環として参加されるのが良いと思います。
会員のみなさまのお声を今後とも引き続いてお寄せ下さい。
今年も明るく楽しい活動にしましょう。
理事長 鳥居 巖
                                         



Posted by 富士市手をつなぐ育成会 at 17:43

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